エチオピアンシープスキンでラグジュアリーブランドを目指すandu amet

エチオピアのシープスキン(羊革)を使い、エチオピアの職人が手作業で作る高級バッグで、ラグジュアリーブランドを構築しているandu ametの鮫島弘子さんのお話を聞く機会がありました。

原宿のcoromozaで開催された、装談という勉強会(Fashion Studies主催)。多くのメディアに登場されている鮫島さんのお話を一度伺ってみたかったので、ワクワク!

coromozaとは?

ファッションのコワーキングスペース。15分から利用可能。洋服作成に必要な道具は自由に使うことができる。アパレルCAD、オリジナル生地プリント、レーザーカッター、刺繍ミシン等がある。洋裁教室やファッション勉強会も。
→おもしろいですね!生地プリント使ってみたいと思いました!服も作ってみたい♪

coromoza coromoza

鮫島さんは、日本国内でデザイナーとして働き、その後海外青年協力隊としてエチオピアに派遣。帰国後、外資系ラグジュアリーブランド勤務を経て、エチオピアで出逢ったシープスキンを生かす事業として、andu ametを設立されたそう。

エチオピアのシープスキンは、世界最高峰の革と言われ、薄くて軽くて丈夫とのこと。
超高級車ブランド、マイバッハもエチオピアシープスキンを座席に使用しているそうです。

そんなエチオピアンシープスキンですが、これまでほとんどが原料の状態、つまり付加価値がついていない状態で海外に安く輸出されていたため、現地にはその恩恵がほとんど還元されていなかったとのこと。

鮫島さんは、エチオピア国内でエチオピアの職人がバッグを制作するところまで行い、高付加価値をつけた状態で日本に輸出。日本では百貨店等の期間限定ショップ等で販売されています。

andu amet bag

ブランドコンセプトは、「HAPPY!」で、特に以下のことにこだわっているそうです。

1) Material:バッグの外側だけでなく、内側やハンドルもすべて革。
2) Design:「アフリカの色彩x日本の伝統工芸の美」からのインスピレーション
3) Process:「企画―調達―製造―販売」の各段階で、倫理性を意識。

1) Material:バッグの外側だけでなく、内側やハンドルもすべて革。

実際にバッグを拝見したところ、内側やハンドルもしっかり革で制作されていました。また、端材を無駄にしないよう、こんな細工も施されています。

andu amet bag

2) Design:「アフリカの色彩x日本の伝統工芸の美」からのインスピレーション

色合いがアフリカっぽい。
また、上の写真のバッグのハンドル部分は寄木細工の技法を生かしているそうです。
もこもこっとしたデザインは、なかなか他では見ない面白いデザインですね。

3) Process:「企画―調達―製造―販売」の各段階で、倫理性を意識。

革の調達は、食肉の副産物のみ。
なめしは化学薬品を使う工程なので、きちんと環境配慮するオペレーションを行っているタナリーを、ご自身の目で確認してからお付き合いしているそう。
製造工程では、スマイル、プライド、適正賃金を意識。
販売では、長く大切に使って頂くバッグを適正価格で提供することを意識されているそうです。

質疑応答セッションでは、参加者からの質問に対しざっくばらんなお答えを聞くことができました。

個人的には、「永く大切に使ってもらうためには、多くの人に憧れられるブランドにしないと意味がない」という点が印象的でした。

私が経営するピースダイヤモンドも、末永く大切に使って頂き、次の代、その次の代に受け継いで頂けるようなものづくりをめざしています。

ブランドを創っていくという点において、非常に参考になるお話でした。

また、その後の懇親会でも本音トークがバシバシ飛び交いましたが、印象的だったのは、世の中で常識と言われていること・一般的とされていることについて、常によい意味で疑っていらっしゃる鮫島さんの姿勢。
だからこそ、独創的な事業を展開することができているのだと思います。

イノベーションを起こすため、業界を変えていくため、今の常識と言われていることが本当に常識なのか?を自分自身に問うようにしていますが、まだまだだと実感しました。

よい刺激をたくさんいただけたひと時。
ありがとうございました!
私もがんばります!