旅するルイ・ヴィトン展レポート

あなたはもう行かれましたか?
旅するルイ・ヴィトンの展に先日行ってきましたので、簡単にレポートします。

バッグや革製品で有名なLouis Vuittonですが、始まりは荷造りするための木箱の製作でした。故郷、東フランスのフランシュ=コンテ地方で家業の中で得た木工製造の知識をいかし、パリで荷造り用木箱製造兼荷造り職人になったルイ・ヴィトン。

ルイ・ヴィトン トランク

後に自らの名声を高めることになったトランクには、内側のフレームにポプラ材、補強材にブナ材、内部に害虫予防の樟脳(しょうのう)の木や香りのよい紫檀(したん)の木を用いています。

ルイ・ヴィトン トランク

Louis Vuitton trunk

創業以来、革新的な模様やシェイプを生み出し、「壊れやすく繊細なものも安全に荷造りする」ことを、流行に敏感な人々に対して行ったルイ・ヴィトンの技は彼の評判を確固たるものにしていったようです。

ルイ・ヴィトン トランク

砂漠に見立てたセットに配置されたトランクたち。

Louis Vuitton

旅の方法も時代と共に進化していきます。1910年代、人々は豪華客船に乗船するようになりました。その時に製作され、業界に衝撃を与えたのがスティーマー・バック(下写真の中央)。旅が終わるまで着用済の衣類を入れるための、折り畳んでトランクに収納できるバッグです。このバッグの開閉システムは、その後ファッション業界で広く用いられるようになりました。

Louis Vuitton Steamer Bag

自動車の旅、空の旅、列車の旅と、進化する旅の形に合わせ、トランクやバッグを進化させてきたLouis Vuittonには、日本とのつながりもありました。

有名なモノグラムの模様は、日本の家紋にインスピレーションを得たと言われています。

下の写真は、板垣退助のためにLouis Vuittonが製作したトランクです。

板垣退助のために製作されたルイ・ヴィトンのトランク

流行に敏感な人々のニーズを先読みし、洗練されたモノ作りに情熱を注いできたルイ・ヴィトン。変えない伝統がありつつも、革新を取り入れていくブランド構築の手法は、とても勉強になりました。

旅するルイ・ヴィトン展は6月19日(日)まで。事前予約しなくても入場できます。ご興味のある方は行ってらしてください!麹町駅から徒歩5分、入場無料です。
会場:東京都千代田区麹町5-1-3